2010年の早春、阪神大震災以降、元気を無くした神戸を元気づけようと有志が集まって神戸の発展と交流の原点である「みなと」を舞台にイベントを定期的に開催し、神戸の賑わい作りを創出することとしました。
「KOBEみなとマルシェ」と名付けたこの取り組みは、「食」を中心テーマに据え、安全安心な地域食材の活用により生産者と消費者を結び付ける「地産地消」の促進、神戸の風土が生み出した郷土料理、エキゾチックな多種多様な外国料理、庶民に親しまれているB級グルメの提供、さらには音楽・演芸などのパフォーマンスにより、おもてなしの心を持った楽しい、誰もが行ってみたいイベントを目指しました。
現在までに開催回数は17回を数え、参加人数は、延べ50万人を超える実績を上げる事ができました。多少なりとも、神戸、神戸港の活性化、賑わいの創出に寄与出来たのではないかと自負しております。また、私たちの活動へのご褒美として、兵庫県知事様より2016年12月にこころ豊かな地域づくりに貢献したとして栄えある「くすのき賞」を頂きました。
三年余り苦しめられたコロナ禍もようやく終息の兆しが見える中、昨年11月には、第17回を開催することが出来ました。これからも「KOBEみなとマルシェ」は、神戸の魅力づくり、賑わいの創出に一層尽力して行きたいと考えています。
NPO法人 KOBEみなとマルシェ
理事長 多田 眞智子